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評価  ★★★★
眠る  ★★☆☆
概略 文系出身の大学の専門家が書いた快適睡眠の本
誰向 睡眠を科学的にとらえたい人。睡眠科学の入門書
良い 睡眠のメカニズムについて、各種の研究を踏まえながらも、一般向けに分かりやすくかいている。

臨床心理学的にあるいは人文科学的に睡眠について今どこまで分かってきたのかが分かる。快眠についての手がかりも随所にある。

興味 P15 年代別の睡眠時の波形:歳をとるとともに深い眠りが減ってくる。

P40 仮眠と休憩の効果の比較:仮眠の方が効果があるが、それでも効果は6時間しかない。睡眠不足は自信を無くさせ、成果を不当に低く捉えてしまう。

P56 朝型と夜型の違い:朝型の方が睡眠不足の調整がしにくい。歳をとると朝型になっていく。会社のサイクルは40代以上の朝型中心。

P86 大事故は夜中の2~4時に起きる:人を支配するリズムから見ると、この時間と昼の2~4時に事故は起きやすい。

P95 時差ぼけ対策:日本→アメリカ、ヨーロッパ→日本の移動は時差ぼけ解消に10日かかる。逆はまだマシ。

P115 子供の就寝時間が遅くなっている:朝寝坊 → 朝食抜き → 低血糖 → 切れやすい子供

P132 朝日による調整:朝の目覚めに影響を与えるには2500ルクス以上が必要。雨の日の窓際でも5000ルクス以上あるが、1m以上離れると1000以下。夕方から夜にかけて強い照度を浴びると睡眠時間が後ろにずれる。

P143 分割睡眠の可能性:午前1~5時の間に4時間眠っていれば、残りの不足する睡眠はどこでとっともよい。ダビンチ睡眠法:4時間ごとに15分の睡眠をとる。30分の睡眠にすれば習慣化可能。作業成績は向上した。ヨットマンや海軍でも分割睡眠を取り入れている。

P148 自己覚醒法:目覚ましをかけなくても、自分の好きな時間に起きることができる人は一定数いる。

P158 シエスタ(昼寝)についての提案は実用的

P231 園児の昼寝は必要か:保育園で1時間以上昼寝する習慣がつくと、夜眠りにつく時間が遅い、夜型の子供になりやすくなる。

残念 大学の先生らしく、論理的に話を展開しようとしていて、理解しやすいが、どうかすると、説明が細かくなりすぎて、退屈な箇所がある。
著者 堀 忠雄  1944年生(出版時56才)
略歴 広島大学総合科学部教授
出版 2000年/岩波新書 780円/新書版/244頁
目次 1章 眠りのメカニズム

2章 眠りにはリズムがある

3章 眠りには個人差がある

4章 リズムが乱れると

5章 サバイバル睡眠法

6章 昼寝の効用

7章 睡眠環境を工夫する

8章 世代別改善ポイント

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