スポンサーリンク
評価 | ★★★★ | ||||
眠る | ★★★☆ | ||||
概略 | 睡眠不眠について、医学的な見地だけでなく、神話から歴史上の人物のエピソードから、具体的な入眠テクニックまで | ||||
誰向 | 病気が原因でなく不眠に悩む人全般に。 | ||||
良い | 睡眠にまつわる神話や歴史上の人物のエピソードなど、さらっと書いてあり面白く読める
睡眠に関するいろいろな本に書いてあることのポイントが整理されており、あらためて「そういうことだったのか」と気づくことも多い。 特に5分、10分ですぐに寝付くのは、逆に睡眠不足と言い切っているのには少し救われる。 |
||||
興味 |
P18 睡眠負債:睡眠不足は負債を負っているようなもの。ただしその負債は1度に返済することはできない。20分以内に寝付けないなら負債が貯まっていないということ。
P59 第三の時間:電気のない夜の長い生活では、一度に長時間眠るのではなく、4時間寝てから起き、2時間ほどくつろいでから、また眠る習慣があった。 P106 睡眠障害の4つのパターン:1.眠ろうとしてから30分以上かかる 2.途中で何度も目が覚める 3.朝早く目が覚めてしまう 4.眠りが浅く、熟睡できない P116 睡眠障害チェックリスト/睡眠負荷チェックシート P129 不眠症タイプ別症例:精神生理性不眠症、逆説性不眠症、突発性不眠症、不適切な睡眠衛生 P155 概日リズム障害:遮光カーテンは概日リズム障害の原因となりうる。 P174 獅子眠:養生訓が勧める眠りやすい姿勢 P178 睡眠時間三枝説:音楽家 三枝成彰によると、1食につき3時間の睡眠が必要になる。短時間睡眠の哲学者カントも1日1食だった。 P195 睡眠チャート:自分の睡眠リズムをチャート化し、タイプ別に対策を考える。 P222 横になる効用:眠れなくても横になっているだけで、老廃物の代謝や排出が進む。 P226 睡眠障害克服法:難解な古典的名著を読む。瞑想入眠法。 |
||||
残念 | 瞑想入眠法の箇所はもう少し説明があってもよい。 | ||||
著者 | 岡田 尊司 1960年生(出版時51才) | ||||
略歴 | 東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業、京都医療少年院勤務、山形大学客員教授。小説家(小笠原慧) | ||||
出版 | 2011年/幻冬舎新書 760円/新書版/246頁 | ||||
目次 | 1章 もっとも多くの人が悩む病、不眠症
2章 長い夜との闘い 3章 人はなぜ眠るのか 4章 不眠症にはタイプがある |