スポンサーリンク
評価 | ★★★★ | ||||
眠る | ★★☆☆ | ||||
概略 | 睡眠の世界的研究者が一般向けに書いた快眠の本 | ||||
誰向 | 能力向上のために睡眠の研究を役立てたい人。 | ||||
良い | 一般向けに徹しており、活用することを前提にまとめられている。
脳のパフォーマンスを上げるための睡眠のとり方が分かる。 現在分かってきた睡眠に関する研究がベースにある。 |
||||
興味 | P50 睡眠負荷を解消するまで睡眠による学習効果は上がらない。
P68 睡眠に課せられた「5つのミッション」 P90 口呼吸は睡眠の質を下げる。腹式呼吸が習慣になれば、睡眠中も口呼吸で眠らずにすみ、いびきも解消する(だろう)。 P97 大量のアルコールは睡眠の質を下げるが、度数が強くても量が少なければその心配はない。飲んですぐ眠ることで、最初の90分、しっかりと深く眠れる(のだろう)。 P102 入眠時から90分の眠りが確保できれば、深いノンレム睡眠が70~90分確保できる。 P103 最初の90分が「黄金」になる3大メリット P116 脳が興奮していると体温も下がりにくく、睡眠モードへの切り替えができない。 P127 冷房で冷え切った会議室に悩む人は、雪山で遭難しそうな人と同じ状況にある。寒くても体を動かすわけにはいかず、筋肉の熱生産ができなくなり、深部体温が上がらない。脳は生命活動維持のため、スリープモードになる。 P146 眠りにつく前の脳はチャレンジを好まない。 P180 2つの目覚ましで起きる:1つ目は起きる時間の20分前にセット。ただし、小さい音で短く鳴るもの。2つ目は起きる時間に普通の目覚ましをセット。20分前がレム睡眠中であれば、1つ目で目が覚め、そうでなければ2つ目がレム睡眠中になる可能性が高くなる。 P190 固形食の「噛んで食べるマウス」には、睡眠や行動パターンに昼夜のメリハリがある。 P199 深部体温を下げる食べ物:冷やしトマト、きゅうりジュース |
||||
残念 | 重要な部分が太字なのは良くあるが、青い線まで引いているので、ちょっとうざい。
今すぐ眠りたい不眠症の人の手助けになる情報は少ない。 スタンフォードが少し鼻につく。 |
||||
著者 | 西野 精治 1955年生(出版時 62才) | ||||
略歴 | スタンフォード大学医学部精神科教授 | ||||
出版 | 2017年/サンマーク書 1500円/B6版/251頁 | ||||
目次 | 0章 「よく寝る」だけでパフォーマンスは上がらない
1章 なぜ人は「人生の3分の1」も眠るのか 2章 夜に秘められた「黄金の90分」の法則 3章 スタンフォード式 最高の睡眠法 4章 超究極! 熟眠をもたらすスタンフォード覚醒戦術 5章 「眠気」を制するものが人生を制す |